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前へ のび太とドラえもんは爆発音の発生源と思われる『宝石博物館』に来ていた。 のび太「それにしても、本当にピカチュウで良かったよ。」 そう。あの真っ暗闇の中外に出られたのは、ピカチュウが電気を発生させて明るくしてくれたからだ。 無論、ドラえもんはその明かりがギリギリ見える距離まで逃げ去ったが。 ドラえもん「この建物が怪しいね…」 のび太「とりあえず、オオタチに中の様子を見てきてもらうよ。」 そう言うと、オオタチをのび太は出し、中に入らせた。 ─数分後─ オオタチが戻ってきた…が、オオタチは身振りで中の様子を伝えようとするが、全く伝わらない。 伝わった事と言えば、中に3人人が居ると言う事だけだ。 ドラえもん「こんな時に翻訳こんにゃくが使えたら…」 のび太「仕方ないよ。とりあえず、中に入ってみよう。」 そ~っと扉を開けて、オオタチに三人の居た場所に案内してもらう。 そして、扉の隙間から明かりが見える部屋を発見する。 その隙間から中の様子を見る。 ドラえもん「あれ…誰も居ない…?」 入った部屋には誰も居ず、一枚の紙切れが置いてあった。 『参上!ダッシュ!予告通りアクアマリンは頂いた。』 その紙切れに疑問を持つ。 ドラえもん「ダッシュ…?何だろ…」 それに対してのび太がこう言う。 のび太「まぁ、あまり気にしなくていいんじゃない?」 その時、他の部屋にも明かりが灯り、警察がこの部屋に入ってくる。 警察「お…お前を現行犯逮捕する!って、奴じゃないのか!?」 警察「くっ…またしても逃げられたか…」 警察が入ってきた瞬間、のび太とドラえもんはいやな予感がして、とっさにミズゴロウの穴を掘るでこの建物から脱走する。 ─ポケモンセンター前─ 穴から出た瞬間、のび太が質問する。 のび太「ねぇ、逃げてよかったの?」 その質問にドラえもんは答える。 ドラえもん「あの場で捕まったら不味いだろ?警察来たんだしあの場は単なる事件だと思うよ。」 そうかなぁ…と思いつつ、のび太は納得し、ポケモンセンターで眠る事にする。 ─翌日─ のび太はポケモン図鑑の目覚まし機能の音で目が覚める。 のび太「ふわぁあ~…今何時だろ…?」 そう思い、個室に設置されている壁掛け時計を見る 時計の針は10時27分を指していた。 のび太「うわぁああ!!遅刻だぁ!…ってあぁ、ポケモンの世界に来ていたんだっけ…」 その時、ドアが一気に開かれ大きな音がする。 ドラえもん「遅刻だよ!3時間も待たせておいて!もうジム戦終わらせちゃったよ!」 ドラえもんはそう言いながらトパーズバッチを見せ付ける。 のび太「えっ!もう終わらせちゃったの!?僕も急がなきゃ!」 のび太は急いでリュックを背負って、ドラえもんと一緒にジムまで行く。 ─トパーズジム前─ ドラえもん「じゃ、僕はジェアリデパートの5階、憩いの広場で待っているよ。」 のび太「うん、分かった。」 ドラえもんはそう言うとデパートへ走っていった。 のび太「よし…行くよ!」 のび太は、そう覚悟を決めてトパーズジムの中へ入っていく。 のび太の現在の手持ち 【ピカチュウ24Lv】 【オオタチ23Lv】(持ち物:シルクのスカーフ) ガーネット、アメジスト所持 ドラえもんの現在の手持ち 【ゼニガメ(?)??Lv】 【ミズゴロウ22Lv】 【他不明】 のび太「ジム戦お願いしま~す!」 のび太の声がジム内に響き渡る。 ヒカル「挑戦者か。俺は電気タイプの使い手のヒカルだ。」 シムリーダーが自己紹介をする。 ヒカル「では、行くぞ!エレキブル!」 のび太「えぇ~!?」 出してきたポケモンにのび太は驚く。 エレキブルと言えば電気タイプ最強クラス。それをいきなり出してきたからだ。 ヒカル「どうした…?早く出して来いよ。」 のび太「あ、はい。行け!オオタチ!」 のび太はオオタチを繰り出す。 が、この勝負はあっさり終わる。 ヒカル「雷パンチ!」 のび太「かわせ!」 オオタチが右方向に雷パンチを避ける。 のび太「電光石火だ!」 そのまま、見えない速さで動き、全力でエレキブルに攻撃する。 が、エレキブルはピンピンしている。 ヒカル「スピードスターから電撃波!」 エレキブルの周りに星が現れ、オオタチを追尾する。 それは電光石火よりも速く、オオタチにぶつかる。 その後、エレキブルが一瞬光ったかと思うと、そこには瀕死のオオタチが居た。 のび太「な…電撃波が見えなかった…?」 ヒカル「どうした?この程度でジムに挑むなんて100万年早いぜ」 相手のエレキブルはまだHPが半分以上残っているに対して、こっちは残り1体。 勝ち目があるのか…? のび太─まてよ…あのエレキブルは殆ど動いていない…─ のび太─何故だ…エレキブルはそれほど遅く無い…あの攻撃力を生かすには追いかけた方が得なハズ…─ その時、エレキブルの足の怪我を見つける。 のび太─そうか!動かなかったではなく、動けなかったんだ!アソコを狙えば…─ のび太「ピカチュウ!エレキブルの足に叩きつけるだ!」 ピカチュウは、モンスターボールから出た瞬間、エレキブルに走っていき叩きつけるを当てる。 ヒカル「何ッ!」 エレキブルは反動で、数歩後退した後倒れる。 ヒカル「よく分かったな。でもコイツはどうかな!」 次に出したポケモンは【ライチュウ】… そう。ピカチュウの進化系… のび太の現在の手持ち 【ピカチュウ25Lv】 【オオタチ23Lv】 ガーネット、アメジスト所持 のび太「そんな…ライチュウだって!?」 ヒカル「ライチュウ!穴を掘るだ!」 出たばかりのライチュウは、すぐ穴を掘って地中に逃げる。 のび太「ピカチュウ!気をつけろ!」 ヒカル「遅い!」 のび太がピカチュウに注意した瞬間、穴を掘るがピカチュウに炸裂する。 のび太「くっ…叩きつけるだ!」 ヒカル「草結び!」 ピカチュウが攻撃態勢に入り、叩きつけるを繰り出そうとした瞬間、草が身動きを封じる。 ヒカル「OK!そのまま…破壊光線!」 のび太「な…逃げろ!ピカチュウ!」 しかし、草結びで身動きが取れないピカチュウ。 その前で、ライチュウは破壊光線を溜め終わり、発射する。 のび太「終わった…のか…?」 そこには、疲れて動けないライチュウと…瀕死…いや、HPが僅かに残っていたピカチュウが居た。 しかし、もう降参しろと言っているようだった。 のび太が、降参しようとしたその時! ピカチュウ「ピカッ!ピカピカッ!」 ピカチュウが必死で立ち上がる。 のび太「もしかして…まだ戦うって言うのか?無茶だよ、やめてよ!」 それに対して、ピカチュウは反論する。 ピカチュウ「ピカピカピッ!ピカッ!ピッピカチュウ!」 のび太「『自分に任せろ、絶対に勝ってみせる─』?分かった…ピカチュウ!行けぇぇえー!」 のび太は、何故か今ピカチュウが言った言葉が理解できた。 このまま負けても、ピカチュウは納得しないだろう。 のび太がピカチュウに行けぇ!と命令した瞬間、ピカチュウは雷を帯び、もの凄い速さでライチュウにぶつかる。 のび太「全力で『ボルテッカー』!!!」 ヒカル「何だって!ライチュウ!かわ…」 ピカチュウの攻撃が、ライチュウに当たる。 もの凄い速さ、もの凄い威力で壁にぶつかり、ライチュウは一撃で瀕死となる… のび太「やった!やったよ!ピカチュウ!」 のび太がピカチュウに抱きつく…が、それと同時にピカチュウも瀕死となってしまう。 ヒカル「どうやら負けのようだね。このジムバッチを受け取ってくれ。」 それをのび太は断る のび太「いいえ。これは引き分けですよね。受け取るわけには行きません。」 だが、そののび太の手に無理矢理ジムバッチを渡す。 ヒカル「ピカチュウは君の為に本当に全力を尽くしたんだ。そのピカチュウに敬意を表すためにも、このバッチを受け取ってくれ。」 のび太「分かり…ました。ありがとうございます!」 のび太はトパーズバッチと技マシン34(電撃波)を受け取り、ジムから出て行った。 のび太が去った後、窓から誰かがジムに入ってくる。 ???「『ダッシュのスパイ』も『子供5人』に『青狸コスプレ』に負けるなんて落ちぶれた物ね。」 それに対して、ヒカルは反論する。 ヒカル「あれは『ジム用に手加減したパーティ』だ。しかしあの眼鏡小僧、とんでもない掘り出し物かもよ…」 所変わって─ジュエリデパート5F─ のび太「やぁ、ドラえもん」 のび太は、憩いの広場にあるドラえもんの座って居た椅子の隣の椅子に座る。 ドラえもん「のび太君、もうジム戦終わったの!?」 その質問に、質問も混ぜて返答する。 のび太「うん。もちろんさ。ねぇ、ドラえもん?どうやってあんなに強い奴に勝ったんだい?」 それがずっと疑問だった。ドラえもんの手持ちはゼニガメとミズゴロウしか分かっていない。 ドラえもん「うん、それはね…」 のび太の現在の手持ち 【ピカチュウ26Lv】 【オオタチ23Lv】 ガーネット、アメジスト所持 ドラえもんの手持ち 【ゼニガメ(?)??Lv】 【ミズゴロウ22Lv】 【他不明】 ─以下ドラえもん説明─ ━トパーズジム━ ドラえもん「ジム戦お願いします~」 ジム内の明かりが点いて、奥からジムリーダーのヒカルが現れる。 ヒカル「さ、最近の挑戦者はコスプレが多いのか…?俺はジムリーダーのヒカル。電気タイプの使い手だ。」 ドラえもんは最初の言葉に疑問を持つ。 ドラえもん「何のことでしょうか?行きますよ!メノクラゲ!」 ドラえもんは途中捕獲したと思われるクラゲポケモンのメノクラゲを繰り出した。 それに対して、余裕ペースのヒカル。 ヒカル「電気タイプに水を出すとは馬鹿か?エレキブル!雷パンチだ!」 ドラえもん「からみつく!」 エレキブルの攻撃をギリギリの所でかわし、エレキブルにメノクラゲは絡みつく。 ドラえもん「そのまま巻きつくだ!」 絡みついたまま、手足を拘束する。これでじわじわダメージを減らす作戦だ。 相手は動けないから、一方的に倒す事が出来る…そう思ったが予想は外れた。 ヒカル「何のことかと思えば…電撃波!」 電撃波はメノクラゲだけに当たり、一撃でメノクラゲが瀕死になる。 ヒカル「動けなくしてじわじわHPを減らす作戦だろうが無駄だぜ!」 その言葉に、一旦考え込むドラえもん。 ドラえもん「くそぅ…!そうだ!行け、カメール!」 何か作戦を思いついたのかゼニガメの進化系『カメール』を繰り出す。 ドラえもん「泡だ!」 カメールが泡の発射体制に入る直前、ヒカルがエレキブルに命令する。 ヒカル「雷パンチ!」 エレキブルが雷パンチを出しながら突撃するが、エレキブルの目に泡がクリーンヒットし、攻撃は中断される。 ドラえもん「高速スピン!」 カメールが高速スピンで攻撃する。 ヒカル「そんなよわっちい攻撃じゃ倒せないぜ…何ッ!」 エレキブルが、後ろに後退し、倒れる。 ヒカル「高速スピンなんか弱い技で倒せるわけが…これは!」 そう、エレキブルの足には深い傷跡があった。これが倒れた原因だ。 ヒカル「高速スピンで足を封じたわけか…だが!こいつはどうだ?」 ヒカルは『ライチュウ』を繰り出してくる。 ドラえもん「ぎゃあああああ!!!!ねぇずぅみぃいいい!!!!」 ドラえもんの叫び声がジム内に響き渡る。 ヒカル「くっ…なんて叫び声だ…ねずみがそれほど嫌いなのか…?」 その後、ドラえもんは少々落ち着いて(?)カメールを戻す。 ドラえもん「あんなネズミは倒してやるんだ…!カメール戻って。行け!ミズゴロウ!」 対してドラえもんが出したのは『ミズゴロウ』だ。なにやらボソボソ言っていたのは気にするな。 ヒカル「ライチュウ、穴を掘るだ!」 ミズゴロウが現れた瞬間、ライチュウは地面に潜り込む。 だがそれに対してミズゴロウは何にもしない。 ヒカル「何をしているんだ?今だ!ライチュウ!」 ヒカルの合図と共にライチュウがミズゴロウの真下から攻撃を食らわせる。 上に浮かび上がったミズゴロウは何故か次第に赤くなり始める。 ヒカル「ん…何故赤くなっているんだ…まさか!ライチュウ!破壊こうせ…」 行動はミズゴロウの方が早かった。 空中に浮かび上がっていたかと思うと、ライチュウの目の前まで一気に迫り、しっぽで思いっきり攻撃する。 そう。ドラえもんがミズゴロウに命令していたのは『がまん』と言う技だ。 穴を掘るの威力が高かった分、我慢の2倍ダメージで一撃でライチュウは倒れてしまった。 ヒカル「俺の作戦ミスだ。潔く負けを認めよう。バッチと技マシンを受け取ってくれ。」 ドラえもんはトパーズバッチと技マシン34(電撃波)を受け取り、ジムから出て、ポケモンセンターへと向かった。 ─以上ドラえもん説明─ ドラえもん「と言う訳さ。」 のび太はそれでエレキブルの足の怪我にも納得する。 のび太「なるほどね…」 その時、後ろから声が聞こえる。 ???「あれ?のび太君じゃないか。」 その声に驚いて二人は振り向く。 のび太「出木杉!それにジャイアン!」 そこには『出木杉』と『ジャイアン』が居た。 のび太の現在の手持ち 【ピカチュウ26Lv】 【オオタチ23Lv】 ガーネット、アメジスト所持 ドラえもんの手持ち 【カメール27Lv】 【ミズゴロウ24Lv】 【メノクラゲ20Lv】 のび太「どうして出木杉とジャイアンがココに?」 その質問に、出木杉が答える。 出木杉「東にも西にも行ってみたんだけれど両方行き止まりだったんだ。そして南に行こうとした時武君にに会ったのさ。」 ジャイアンが続けて話す。 ジャイアン「305番道路の野生の奴やトレーナーは格違いに強かったぜ…だから俺達は準備に来たって訳さ。」 のび太がその時話し出す。 のび太「ねぇ、静香ちゃん知らない?最初に旅立った時から静香ちゃんだけ会わなかったんだけど…」 それにジャイアンが答える。 ジャイアン「まぁ静香ちゃんは俺達の中でも一番早くダイパのシナリオをクリアーしたんだ。もう先行ってんだろ?」 それにはのび太も納得する。 のび太「うん、そうだね。じゃ、僕達も305番道路へ行こうか。」 そう言い、まだ準備があると言う出木杉達と別れて、305番道路へと向かった。 ─異常はまだ序盤にすぎない…─ 305番道路と繋がっている考え込むドラえもん のび太「どうしたの?ドラえもん?」 ─こんな平和な日常ももうすぐ終わる…─ その質問にドラえもんは答える。 ドラえもん「『ダッシュ』。21世紀のどこかで聞いたような気がしたんだけど…」 ─そして、危険なゲームの扉に踏み込まなくてはならなくなる…─ それにのび太は返答する。 のび太「気のせいじゃないの?」 ドラえもんはそれに対してこう言う ドラえもん「そうだといいけれど、なんだか嫌な予感がするんだ…」 ─それは、そう遠くない未来へと持ち越される…─ ???「………さて、そろそろ行動にでましょうか…」 それはさておき、毎度お馴染みの彼女がこのゲートに逃げ込んでくる。 そう、黒フードのアイツだ。 ミナン「はぁはぁ…ってこの前の眼鏡君じゃない!」 それに対してのび太は反論する。 のび太「僕は眼鏡君じゃない!のび太って言う名前が…」 それは無視して黒フードを脱ぎ、急いでボールからポケモンを出す。 ミナンの格好はオレンジ色の短パン、薄黄色Tシャツとどう見たって別人に見える格好だ。 出してきたポケモンはメタモン。紫色の体をしたフニャフニャなアイツだ。 出した後急いで黒フードを被せメタモンに命令を伝える。 ミナン「私に変身して、1時間30分後、警察を振り切ったらトパーズジムの裏でオオスバメに変身。」 ミナン「305番道路とクリスタウンの間のゲートで待ち合わせ。」 それを聞くとメタモンはミナンに変身する…と同時に警察が入ってくる。 警察「警察だ!貴様を窃盗罪で逮捕…」 言っている途中でミナン(メタモン)はトパーズシティの方へ逃げ出す。 警察「こらぁ!待てぇえ!」 のび太とドラえもん、そしてミナンを無視してトパーズシティへ警察は走っていく… その途中でミナンがこっそり警察のポケットから何かを奪う。それに気がつかないまま警察はメタモンを追いかけていく。 ミナン「はい、口止め料。この事は内緒ね。眼鏡君と青狸コスプレ君。」 ミナンがさっき警察から奪った物をのび太に投げ、のび太は器用にもキャッチする。 そして二人は同時に怒鳴りだす。 のび太「僕は眼鏡君じゃない!野比のび太と言うちゃんとした名前があるんだ!」 ドラえもん「誰が青狸コスプレだ!僕は21世紀の猫型ロボットのドラえもんだ!」 そこで一呼吸置いて、ミナンが答える。 ミナン「もうちょっと静かに言ってよね…分かったわ。のび太と…ドラえもんね」 その後、ドラえもんがミナンに質問する。 ドラえもん「ところで…これ警察のじゃ…?」 さっき渡した水色の宝石…アクアマリン。これについて質問する。 それにミナンはあっさり答える ミナン「いいのよ。元々それは私の物を没収されていただけだし。」 その後、思い出した感じでのび太が二つの宝石を取り出す。 のび太「そうだこれ…この前ぶつかった時に落としたガーネットとアジメスト。君のでしょ?」 一瞬間を置いて、ミナンが答える。 ミナン「えぇそうよ。まぁいいわ。暫くの間貴方に預かって貰っていいわよね?」 それにのび太は反論する。 のび太「でも、もし僕がこの宝石を無くしたりしちゃったら…また会うとも限らないし…。」 それにミナンは答える。 ミナン「大丈夫よ。それは特殊な宝石で絶対に無くならない様になっているし、 1週間後には間違いなく会うわね。」 それに対してドラえもんは質問する。 ドラえもん「何でそんな事が分かるんだい?」 それにはにっこり笑ってミナンが答える ミナン「そう言うものは、その日までのお・楽・し・み♪でしょ?」 その後続けてミナンが提案する。 ミナン「そ・れ・と。アストシティまで一緒に付き合うことになるから宜しくね。」 それに二人は驚き、反論する。 ドラえもん「えぇ~!?ちょっと待ってよ!」 のび太「何でそんな事になるのさ!」 それに対して、ミナンは返答する。 ミナン「私の手持ちは今日はメタモン一匹。 そんな中アストシティまで行くなんて無理じゃない?」 その後少し間を置いてこう言う。 ミナン「それに、アストシティまで一緒じゃないとちょっと厄介な事になるよ…?」 嘘だ。と思ったが断然ミナンの方がこの世界について詳しい。 仕方無しに連れて行くことに決める。 のび太「仕方ないなぁ…分かったよ。」 それに対して、喜ぶミナン。そして次にこう喋った。 ミナン「じゃ、早く!今日の内にクリスタウンへ行きましょう!」 のび太の現在の手持ち 【ピカチュウ26Lv】 【オオタチ23Lv】 ガーネット、アメジスト所持 ドラえもんの手持ち 【カメール27Lv】 【ミズゴロウ24Lv】 【メノクラゲ20Lv】 (注釈)現在ミナンが加わっている。 次へ
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鉄人兵団に追い込まれ、絶体絶命ののび太たち。 すると突然、ロボットたちやリルルが消え始めようとしていた。 しずか「リルル!!」 リルル「しずかさん…… うまくいったみたいね…… よかった……」 しずか「リルル……」 リルル「今度生まれ変わったら…… 天使のようなロボットに……」 しずか「リルル…… あなたは今、天使になってるわ……」 リルルの目に涙が溢れる。 リルル「嬉しい…… 涙を流すロボットなんて、変よね?」 しずか「2人は、ずっと友達よ」 リルル「お友達……」 手をつなぐ2人。 するとリルルは消えてしまう。 しずか「あっ。リルル!! わああーん!!」 ミクロス「僕も、涙が出る装置が欲しい……」 地球。 一同「やったぁ!!」 のび太「僕たちは、地球を守ったんだ!」 一同「それーっ!」 ドラえもん「何がどうなったんだかわかんないけど、そうなんだ!」 スネ夫「朝日なんか登っちゃって、いいムード満点だ!」 のび太たちの前にしずかとミクロスが立っていた。 のび太「あっ、しずかちゃん。しずかちゃん! えっ? リルルが!?」 放課後。 生徒たち「先生、さようなら!!」 先生「野比は残りなさい。この頃ボケっとして。授業に身が入っとらん!」 のび太「メカトピアは、今どうなってるんだろう? きっと、天国みたいな社会になってるんだろうな…… リルルは生まれ変わったかな? また地球にきてくれないかな? 観光旅行かなんかでさ」 のび太が目にしたのは飛んでいたリルルだった。 のび太「リルル。リルル!」 リルルは空に飛び去っていく。 のび太「やっぱりリルルだ……」 先生「野比、今日はもう帰ってよろしい」 のび太「はーい! さよなら!!」 のび太は学校を後にする。 のび太「ねぇ、みんな!」 ドラえもん「ええっ? 本当!?」 のび太「ホントだって!」 しずか「ねぇ、どこよどこ?」 ジャイアン「なんかの見間違いじゃないのか!?」 スネ夫「うん。例えばUFOとか」 のび太「ホントだって! あの雲の上のところ!」 スネ夫「ふふふ! それじゃあまるで天使じゃない……」 のび太「そうさ。リルルは、天使さ!」 (終)
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640: 名無しさん(ザコ) :2019/05/06(月) 20 24 24 ID j/CimT9I0 野比のび太(ドラえもん) 昼寝とあやとりと射撃の天才。前二つは関係ないが、射撃に関しては驚異の初期値160、命中CTの強化とP属性追加が反映される。 耐久面は絶望的なので、射程のショックガンと威力の空気砲を選んで攻撃を食らわないように立ち回ることが必要。 飛行可能、迎撃&阻止持ち、初期ポイント70且つ優良なラインナップのSP、状態異常付きの武器で結構器用に戦える。 生存力よりもネックになるのはユニット側では話が進んでも上がらない火力。固定アイテムで付与される合体技があるので、採用してくれるシナリオに期待。 野比のび太(西遊記) オッスオラじゃない方の孫悟空の能力を備えたコスプレ。 阻止が事実上の強化を果たし、移動力も+1された。 反面、攻撃面ではもっぱら空気砲以下の2Pで戦うことになるので単純な上位互換ではない。 必殺技は高い威力にパイロットの射撃が判定されるが、状態異常付きなのでダメージ自体は据え置き。 野比のび太(日本誕生) 原始時代コスプレ。アーマーで特定の属性には強いが元が元なので焼け石に水。 武装も減るので、地道に3Pで位置取りをしながら戦おう。その分パーツ数+1。 野比のび太(アニマル惑星) 熊耳の帽子で耐久面と近接攻撃力がアップ。 ただし阻止の限界値が下がり、スモールライトがなくなる。 いつものメンツとの合体技が標準で備わるので、火力はのび太の形態でトップ。
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ドラえもん(テレビ朝日) ドラえもん 2019年10月~19年12月 共通事項 放送時間…土曜17 00~17 30 固定スポンサー 朝日新聞 McDonald s 小学館 2019年10月5日 0’30”…LOTTE、朝日新聞、バンダイナムコエンターテインメント、McDonald s、BANDAI、クレハ、小学館 2019年10月19日 0’30”…朝日新聞、バンダイナムコエンターテインメント、LOTTE、クレハ、小学館、McDonald s、BANDAI 2019年12月7日 0’30”…日本コロムビア、小学館、エポック社、McDonald s、バンダイナムコエンターテインメント、朝日新聞、タカラトミー 2019年12月14日 0’30”…タカラトミー、バンダイナムコエンターテインメント、朝日新聞、McDonald s、日本コロムビア、小学館、エポック社
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「空を自由に飛びたい?‥私の出番だね!」 身長110cm 体重20k ドラえもんが持つ、もっともポピュラーなひみつ道具の一つ、頭に プロペラが付いた黄色い服を着ている小柄な娘 背は小さいがとても力持ちで人を両腕で掴んで頭に付いたプロペラを回転させ空を飛ぶ事が出来 連続して8時間まで飛行が可能 昔はヘリトンボとも呼ばれていた為、似た名前にはよく反応する 未来でも現代でも便利で人によく使われる反面、ストレスが溜まりやすく ある事件の時はバケコプターと言う道具の化け物に変身して ドラえもん達を襲ってしまう出来事があった。
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前へ 舞台は戻って、ヒワダタウン。 人よりも大幅に遅れをとっていたのび太とドラえもんも、ようやくここまでは到着していた。 二人の話し合いの結果、早速ジムに挑戦しようという事になった。 こちらは3個目どころか、やっと2個目のバッジである。 ジムに挑戦する順番については、直前にワニノコが進化して有頂天になっていたのび太が、 「僕が最初に行くよ!」 と名乗りを挙げて、ドラえもんはのび太の挑戦の後に挑戦する事になった。 のび太のジム戦は、ようやく龍の舞の使い方が解ってきたのび太が、またもや運にも恵まれて快勝した。 そして今、ドラえもんがジムに挑戦する番がやって来たのである。 「じゃ、じゃあ僕も行ってくるからね。 ちゃんと待っててね、のび太君」 のび太に確認の挨拶をしたドラえもん。 のび太は、楽観的な感じでそれに応える。 「大丈夫、大丈夫。 それに、ドラえもんなら、ジム戦なんてすぐに終わるさ!」 「そ、そうかな!? まあ頑張ってみるよ!」 のび太におだてられ、ドラえもんの表情は少し明るくなる。 こうして、ドラえもんはジムの中へと進んでいった。 「ごめんくださ~い。 ジムリーダーの人はいますか~?」 ドラえもんがそう声をあげると、ジムの奥の方から声がした。 「おっ、また挑戦者かい? ……っと思ったが違うようだな。 色違いのビーダルかなんかが紛れ込んできちゃったのか。 ここは君の住処じゃあ無いから帰りな」 この声の主は勿論、ジムリーダーのツクシである。 「僕はビーダルじゃない! ドラえもん、猫型ロボットだ!」 そしてドラえもんがすかさず反論する。 お決まりのパターンである。 「ドラエモン? まさか、鼠に耳をかじられて、ヤケ酒かまして変色したっていう、 あのドラエモンか?」 余談だが、ドラえもんのこのエピソードは、未来でネタにされている。 有名なコピペとして、様々な形で、多くの人々に知れ渡っていたりするのである。 ……但し、コピペ改変前の内容、つまりは元ネタが、正確に伝わっているケースは珍しいとされている。 それは、今ドラえもんの目の前にいる人物も、例外ではなかった。 「僕はヤケ酒なんてしてない! 適当な事を言うな!」 「おっかしーなー、じゃあ偽物か? まあ、いいか。 で、何だ? そのドラエモンもジム戦をしに来たのか?」 「そうだ! ジムリーダーの貴方に挑戦しに来たんだ!」 ドラえもんはかなり苛々しているが、その怒りは抑えて要件を告げる。 「よし、言いたい事はよーく分かったぞ、うん。 じゃあ早速だが、ジム戦を 始 め よ う か 出てこい、俺のトランセル!」 ドラえもんは、要件がツクシに伝わったのを確認して一安心する。 しかし、バトルが始まったので、すぐに頭の中を切り替える。 「よーし! 頑張ってくれ、コイル!」 それからしばらくして、トランセルとコクーンが破られたツクシが、最後のポケモンを取り出す。 「行けェ! ストライク!」 「あ、いよいよ敵の大将がお出ましだね。 コイル、あと少しだ、頑張れ!」 ドラえもんはそう言って、コイルに傷薬を投与する。 尤も、コクーンの毒針を一度喰らっただけのコイルには、特に様子に変化は見られ無い。 「ストライク、連続斬りだぁぁああぁ!」 「コイル、電気ショックゥゥウ!」 やけに熱い二人。いや、熱いのは二人だけでは無い。 しかし、それに二人が気づく気配は無い。 バトルは続く 電気ショックをダイレクトに喰らい、もう後が無いストライク。 それに対し、まだまだ余裕しゃくしゃくのコイル。 バトルは早くも、大詰めという空気を醸し出している。 「ストライクゥゥウウゥ! もう、斬るしか無いんだぁぁああ! 行けぇええ!」 「コイル、電気ショックを撃てえええ! トドメをさすんだぁあああ!」 鬼の様な形相で斬りかかるストライク。 コイルも、それに負けじと電撃を放って応戦する。 そして―― 「負けたよ」 結局、最後まで立っていた、いや浮いていたのは、大方の予想通りの結果だった。 そう、ドラえもんのコイルである。 しかし、タイプの相性の壁を超えた熱戦に、トレーナーの二人は燃え尽きたような顔をしている。 「よし、じゃあジムバッジと技マシンをやろう。 受け取りたまえ」 そう言われて、一礼をしてから戦利品を受け取るドラえもん。 そして、すっかりバトルで打ち解けた二人には、奇妙な友情が芽生えていた。 「ありがとうございます。 しかし、それにしても暑い! これはどうなっているんだ!」 「なーに、ドラエモンとのバトルが熱かっただけさ。 いい事じゃないか」 「ですよねー。アハハハハ」 ……。 …………。 「で、俺は言ってやったんだ。 『もう一度ジムバトルを や ら な い か 』ってな。 それなのに、その挑戦者はすっ飛んで逃げて行きやがったんだ。 そんなに俺のトランセルが嫌だったんだろうか?」 「アハハハハ。でもそれトランセル関係無いと思うけどなあw じゃあ僕は外でのび太君が待っているから、そろそろ行かなきゃ。 ツクシさん、また会いましょう!」 「おう、これから先は長いだろうが頑張れよ」 「ハイ!」 ツクシと暫くの間世間話をしたドラえもんは、名残惜しそうにジムを後にする。 しかし、ジムを出たドラえもんの目の前には、ツクシとの和やかムードを一瞬でぶち壊すような光景が広がっていた。 「あ、遅いよドラえもん!」 ジムから出て来たドラえもんに、一目散に駆け寄ってきたのび太。 その顔からは、焦りのようなものが見られる。 「のび太君、これは一体何が起こっているんだ!?」 「何がって、見ての通りだよ! ドラえもんがジムに入ってからすぐ、この火事を見つけたんだ! ワニノコの水鉄砲で消そうとしたんだけど、全然消えないんだ!」 見ると、辺り一面に炎があがっている。 炎の勢いはかなりのもので、少し話していた間にもドンドン大きく広がっていく。 「水鉄砲で消えないって事は、タダの火事じゃあ無いって事だね。 これは何だろう……? 炎の渦……かな? まあとにかく消さないと! これ以上火が広がるとマズい!」 即決で結論を出したドラえもん。 しかし、珍しくまともなのび太の意見に、その結論は否定される。 「消すってどうやるんだよドラえもん! 僕のワニノコがいくら頑張っても消えないし、ドラえもんのコイル一匹じゃどうにもならないだろ!」 気まずい雰囲気になる二人。 それは周りにも伝染し、村全体が重い雰囲気になっていく。 しかし、その間にも火はどんどん広がっていく。 村の周りの木が勢いよく燃え続けるのを、誰も止められずにいた。 そこで、この様子を打開しようと、野次馬の一人が案を思い付く。 「こうなったら『拡声器』を使って助けを呼べば……」 「それだ!」 「でも誰か拡声器を持っているのか?」 「こんな事で、有料アイテムの拡声器を使うのはなあ…」 再び村全体に沈黙が流れる。 しかし今度の沈黙は、長くは続かない。 「パラス、あの木の陰に向かって痺れ粉だ!」
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前へ のび太「なんだ、なんだ、なんだ!?」 ドラえもんが驚いていると、ドアからのび太が飛び出してきた。 外ではサイレンが鳴っている。 センターの人達も様子を見に行ったようだ。 ドラえもん「突然、外で爆発音がしたんだ。 まさか…………」 のび太「時間犯罪者!?」 のび太が叫ぶ。 ドラえもん「いや、まだ分からない! とにかく、もしそうだとしたら、奴はエンジュに居る僕らを 直接狙っているということになる」 ドラえもんが言った瞬間、 「ドカァァァァァァン!!!」 また、爆発音が聞こえた。 のび太「ドラえもん!! 行ってみよう!」 のび太が急かすが、ドラえもんは少し間をとる。 このまま、いぶり出されるように行くのは、正直危険。 だが、行けば時間犯罪者の姿を確認できる可能性が高い。 虎穴に入らずんば虎児を得ずだ。 ドラえもん「よし!行こう!!」 のび太「うん!!」 ドラえもんとのび太は部屋を飛び出した。 一方、エンジュの焼けた塔前でのこと。 この街のジムリーダー、マツバは重要文化財である焼けた塔を 爆破している男を止めるべく、現場に駆け付けていた。 現場には町中の住人が野次馬となって来ていた。 マツバ「何だって言うんだ? 一体?」 マツバに聞かれたジムのトレーナーは無言で指を指す。 「うぐ、うぐぐぐぐ、爆!漠!縛!幕!博!莫!」 その方向には、まさに常人の精神を持っているとは言いがたい人物がいた。 マツバ「狂ってるとしか言いようがないな…… しかし相手は奴一人だ。 何故とり押さえない?」 マツバが聞いた瞬間、 狂人「しねラァァァ!! だいばくはつ!!!」 二体のイシツブテが飛んでくる。 マツバ「伏せろ!!!」 「ズワアアアアアン!!!!」 凄まじい爆音が響き渡る。 狂人「もどりぇ、イシツブテ」 変質者はイシツブテを手元に戻し、元気の欠片を使う。 マツバ「くそっ………! 危険すぎる!!! しかもこれなら、何度でも爆発が可能ってことか!」 マツバが言うか早いか、変質者は第二撃を開始した。 狂人「氏ねねねね。」 マツバ達の方にイシツブテが飛んでくる。 マツバ「ゲンガー!! 止めろ!」 マツバはゲンガーを繰り出したが、間に合わない。 イシツブテから光が発され始めた。 「ピジョン!でんこうせっか!!」 その時、どこからともなく、ピジョンが飛んできて、イシツブテを弾き飛ばした。 遠くで爆発音が聞こえる。 マツバ「誰だい…………?」 マツバが後ろを向くと、見覚えのない冴えないメガネと、 見覚えのある青い狸が居た。 のび太「大丈夫でしたか?」 のび太が聞く。 マツバ「ああ、誰だか知らないが、ありがとう。 もう一人、君はドライモン?だっけかな?」 マツバに名を間違えられたドラえもんはすぐさま、それを正す。 ドラえもん「ドラえもんです。 ところで、マツバさん。 なんなんですか? あの爆発は?」 マツバは黙って指を指す。 そこには何処かで見たような顔があった。 ドラえもん「あ、あなたは!?」 のび太「船乗りのヨシト!?」 そう、のび太達の目の前には、アサギの灯台でのび太と戦ったヨシトがいたのだ。 しかし、あの時の面影は全くない。 のび太「ヨシトさん……… なんで……?」 のび太が歩み寄ろうとする。 しかし、ヨシトはまだ笑っている。 マツバ「伏せろぉ!!!」 マツバはのび太にのしかかった。 ヨシトの投げたイシツブテが爆発する。 のび太「マツバさん、ありがとう………」 のび太がそう言うと、マツバが訊いてきた。 マツバ「知り合いか?」 のび太は少し躊躇った様子で答えた。 のび太「前にバトルをして……… まさか………こんな……」 知り合いだというのび太の様子を察したのか、マツバが言う。 マツバ「わかった。 それなら、少々危険だが、無傷でとり押さえる。」 のび太「どうやって!?」 のび太の問いにマツバが答える。 マツバ「奴はだいばくはつを使わせた後、ポケモンを戻して、 元気の欠片を使うという、三つの動作を行う。 そこで、敢えてだいばくはつを使わせ、 三つの動作をしているスキを狙って取り抑える。」 マツバの言葉に、のび太は少し間を開けて言う。 のび太「……囮作戦ですか?」 マツバは頷く。 マツバ「だいばくはつを使わせる囮役は僕がやる。 君は彼を取り抑えてくれ。」 マツバの言葉にのび太はこくりと頷いた。 マツバ「よし、いくぞ! 作戦開始!!」 ヨシト「氏ね市ね史ね施ねえええ」 「グワーーン!!」 ドラえもん「くそっ! ヌオー!」 マツバとのび太が作戦を立てている間、ヨシトからの攻撃は ドラえもんが足止めをしていた。 しかし、だいばくはつを連発する相手に、流石のドラえもんも押され気味である。 すると、 マツバ「おい!貴様! 何でこんなことをする!!」 ヨシトの注意を引くため、マツバが叫んだ。 しかし、ヨシトは訳の分からない言葉をしゃべって話にならない。 ヨシト「えへえへえへえへ」 マツバは恐怖を感じたが、作戦の為に囮としての役目を果たさねばならない。 マツバ「こい!この低脳の基地外野郎!!」 ヨシト「ん~~? 施ね史ね市ね氏ね市ね氏ね イシツブテェ! だ・い・ば・く・は・つ」 マツバの方へイシツブテが飛んでくる。 マツバ「ゲンガー!! さいみんじゅつで止めろ!!」 ゲンガーのさいみんじゅつでイシツブテのだいばくはつが中断される。 そして、当然の如くヨシトはイシツブテを戻し、なんでもなおしを使おうとする。 マツバ『今だ!!! メガネ少年!!』 ヨシトから見えない影からピジョン、フーディン、ブーバーを従え のび太が飛び出す。 しかし、なんということか。 のび太は少し飛び出すのが遅れてしまった。 ヨシト「うわああああああああくるなああああああ」 のび太に気付いたヨシトは、のび太に向けてイシツブテの入った ボールを投げつける。 ドラえもん「のび太君!!!」 イシツブテがボールから飛び出し、光だす。 ドラえもんが叫ぶ。 のび太「うわああああああああ!!!」 「ドガーーン!!!」 辺りを揺るがす激しい爆発が起こり、それがのび太を包む。 ドラえもん「のび……太……君…?」 周囲は砂塵に支配され、静寂が響く。 ドラえもんはのび太の無事を願った。 しかし、そこは何もかもが跡形もなく吹っ飛んでいた。 ドラえもん「のび太君が……跡形もなく……」 ドラえもんは呆然とし、思考は中断した。 しかし、また、ある声で動き出す。 ヨシト「ひっ、ひっ、人が……吹っ飛んだ……跡形もなく…… 俺が……やった?」 ヨシトも呆然としているが、やがて、 ヨシト「うがああああああああ!!! 人をおおお人をおおお!!!」 ヨシトは完全に発狂し、自らの周りにイシツブテを二体、 クヌギダマを一体繰り出した。 それらはやがて、光をおびはじめる。 マツバ「まさか……………。 ヤバい!! 皆!!伏せろぉぉぉ!!」 マツバが叫んだ瞬間、ヨシトの周りで凄まじい爆音が轟いた。 その頃―ワカバタウンで、不審な男女二人組がいた。 別に、この時間帯でうろつくのは、田舎町のワカバタウンでも おかしいことでもないし、その二人が挙動不審なことをしていた訳でもない。 ただ、その服装は、未来の服を思わせ、胸には大きな赤い拳のマークがある。 そのうちの一人、男の方が言う。 男「…………此所に、辿りつけたのは、俺達だけか………。 他の奴らは…………。いや、考えるまい。」 男はしみじみと周りを見回す。 一体、この世界はどんな世界なのだろう。 女「町の外を見てきたわ。 見たこともない生物がいる。 やはり、ここは異次元空間ね。 何故、この時代にあるのかはわからないけど。」 女は言った。 こちらの心を見透かすように。 男「なんにせよ、任務の為、この世界の情報は必要だ。 それに、ここは恐らく誰かに創られた次元。武器や、通信機器、 特定の道具が全て消えてしまった。 それに、お前の能力は情報収集に向いているからな。」 男の言葉に女が頷く。 すると、女は何処かへ行ってしまった。 男「この仕事に失敗は許されない…… 何故なら、この為に俺達は生まれてきたようなものだからな……」 そう呟くと、男は犠牲になった友人達に祈りを捧げた。 マツバ「うえっ……、酷いな……」 ヨシトの体の惨状は凄まじいものだった。 それを書くのは気が引けるので、ここでは省略させてもらうが。 そして、ドラえもんはショックの余り、立ち尽くしていた。 この世界の死、則ち現実の死ではないことは分かっているが、流石に気がめいる。 それより、ジャイアンとスネ夫に、作戦前にこの事を伝えなければならないのは 考えただけでも辛かった。 マツバもそれを察したようで、 マツバ「………君は、もう帰ってもいいよ。 話は明日聞くから……」 と、言ってくれた。 ドラえもん「わかりました………」 ドラえもんは重い足を、ポケモンセンターに向かわせた。 ああ、なんで、頼まれたからといって、皆をこの世界に連れて来たんだろう。 僕のバカバカバカバカバカ。 ドラえもんが失意に陥っているとき、目の前から人影が現れた。 その人影は近付くにつれ、鮮明になる。 そして、それは自分が最も安否を気遣う人物だと解った。 ドラえもん「のっ、のび太君………?」 のび太「ドラえも~ん!!」 ドラえもんはのび太に抱きつく。 ドラえもんの目からは、涙が出てきた。 ドラえもん「のび太君! なんで無事だったの?」 ドラえもんは泣きながら聞いた。 のび太「話せば短いんだけど、実はビリリダマが爆発したとき、 フーディンのテレポートで逃げたんだ。 それで、ここまで来るのに時間がかかっちゃった。」 ドラえもん「あっ………」 成程。 確かにのび太が爆発で死んだのなら、跡形もなくなるのはおかしかった。 のび太より明らかに強い爆発で死んでいたヨシトは、まあ、あれではあったが 体はちゃんと残っていた。 少し考えれば分かることだが、自分としたことが、動揺して考えつかなかった。 ドラえもん「まあ、良かったよ。 とりあえず、ポケモンセンターまで帰ろう。」 ドラえもんは、そう言うと歩きだした。 無事だったのはいいが、のび太がまだ警戒する存在であることに変わりはない。 この世界では自分達、プレイヤーが干渉しない限り、人が死ぬことはない。 それ故、ヨシトの死も、ゲーム内の誰かの干渉によるものだろう。 それの元凶は恐らく99%、時間犯罪者。 だとしたら、常に自分が監視していたのび太が黒である可能性は低い。 しかし、しずかの時といい、奴は遠隔で人を殺せる。 それがある限り、警戒を緩めるべきではないが、 ヨシトの死は見る限り、どうひいきめに見ても自殺。 故に殺されたとは考えにくい。 だとしたら、のび太ではない人物が直接ヨシトに催眠術などの、なんらかの操作を施した可能性が高い。 しかも、もしのび太が時間犯罪者としたら、わざわざ、自分の前に現れるだろうか? 死体がないことから、のび太=時間犯罪者だとバレても、フスベで待ち伏せ作戦を採った方が得策ではないのか? ここで、自分が殺されるということも考えられるが、手持ちのレベルや、相性からいって恐らく無理。 それに、もし能力で殺すのなら、やっぱりわざわざ自分の前に現れる必要がない。 やはり、のび太はシロなのか? 考えれば考える程、深いループにはまっていく。 ドラえもんが、その様な思索に耽っている内に、 二人は再びポケモンセンターに着いていた。 ドラえもんとのび太はフロントで部屋の鍵を受取り、各々の部屋へ向かう。 そして、二人がそれぞれ、部屋に入ろうとしたとき、ドラえもんが言った。 ドラえもん「のび太君、ヨシトさんの事は明日話すよ。 今日は、色々あったから、明日の為にゆっくり寝た方がいい。」 のび太「うん、そうする。おやすみ。」 ドラえもん「おやすみ。」 二人は、そう言い合うと部屋へ入った。 ドラえもんは部屋に入った瞬間、またポケットから蚊メラを取り出す。 やはり、疑いは若干晴れたとはいえ、完全にシロとは言えないし、 もし、この状況でのび太が時間犯罪者なら、自分が殺される。 多分ないと思うが、あのタイミングからいってヨシトの凶行は のび太の挿し金の可能性もある。 自分の身を守る為にも、ここで妥協するわけにはいかない。 ドラえもんの盗聴は朝まで続いた。 のび太は部屋に入るとすぐにベッドの上で横になった。 こみあげる笑いをこらえながら。 のび太の策は、ドラえもんがチェックインの時に書いていた名前を見る (書いていた時に名前を見れなかったのはのび太最大のチョンボだったが)という 単純な策であった。 しかし、それには問題があった。 あの忌々しい青狸の盗聴である。 部屋から出るのは、単独行動になり、青狸のお付きがつくので不可。 それに、わざわざ名簿を見せてくれと言うのはあからさまに妙だろう。 それ故、フロントの名前を見るには、センターの職員及び、 糞狸達をセンターから引き離すことが必要だった。 そこで今回、ノートの隠された力を使わせてもらった。 このルールは、メガネにも話していないが、実はこのノート、 対象者の死の前の状況、死因、命日をある程度操作することが出来る。 ノートに記入したのは以下の通り。 名前【ヨシト】 死因【爆死】 手持ち【ニョロゾ・メノクラゲ・ドククラゲ】 死の前の状況【ショップで出来るだけ多くの元気の欠片を買い、 アサギから自転車でスリバチ山へ向かい、 時間に間に合うようできるだけ、じばくの使えるポケモンを捕獲。 その後、発狂しながら、エンジュの重要文化財を襲撃。 襲撃中、人を殺したと思い込み、200×年×月×日午後7時30分自殺】 まず人の目につき、この町のシンボルである文化財を破壊することにより、 ポケモンセンターの職員を引き離す。 青狸も当然現場に向かう。 その時点でポケモンセンターはもぬけのカラ。 何故、人を殺したと勘違いするという条件をつけたのかは、 自然な形でテレポートを使い、ポケモンセンターに戻るため。 戻れば無人のポケモンセンターで優々と名簿を見ればよい。 しかし、これも、実行するにはネックがあった。 それは、青狸の監視の可能性。 もし、監視されていた場合、これを実行すれば殺害方法もバレ、 確実にアウトだろう。 しかし、盗聴のみならノートを使い、これを実行することは極めて容易。 だから、青狸が監視をしているか、していないかを確かめる為に このポケモンを使った。 それはラッタ。 この一週間、一緒にいたお陰で、俺は奴がなぜか、ネズミのたぐいが嫌いで、 見たら発狂しだすことを知っている。 だから、敢えて部屋の中でラッタを繰り出し、 視覚のみの情報を送り続けることにより、奴の反応を確認。 全てのポケモンを繰り出したのは、ラッタだけ出すと余りにも不自然で後々、 疑われる可能性があるから。 そして、奴の反応から少なくとも監視はしていないと判断し、この計画を実行した。 しかし、奴は計画の為には今は殺せない。 いや、殺すと策の成功率が低くなると言った方が正しいか。 とりあえず、明日はあの女に腕をみせつける日だ。 もう、起き続けてる理由もないし。 寝よう。 のび太は修行の疲れを癒すべく、床についた。 次へ
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ドラえもんの秘密道具 空気砲 ロベルタとアレクサンド・アンデルセンに支給された。 拳を覆う筒状の大砲で片手に装着する。本編でも多用される武装。 装着者の「ドカン」という言葉に反応して圧縮空気の衝撃波を放つ。 このロワでは直撃して大ハンマー並の威力。 ひらりマント 銭形警部に支給された。 闘牛士の持つ赤いマントのような形状。本編でも多用される防護道具。 これを向かってくる対象に振りかざすと対象を跳ね返す事が可能で、物体だけでなく光線など 不定形なものも跳ね返す事が可能。 スモールライト 野原みさえに支給された。 懐中電灯型。本編でも多用される。動力は普通の乾電池。 スイッチを入れると発光し、その光を物体に当てると一定期間その物体を小さくできる。 小さくしたものにもう一度光線を当てると元の大きさに戻すことができる。 このロワでは通常の1/10までしか小さく出来ない。 ぬけ穴ライト レヴィに支給された。 懐中電灯型。光を当てた壁や床などに穴を掘ったかのような、ぬけ穴を作ることが出来る。 描写的には光の届く距離は短い上、一瞬で穴が出来るのではなく穴が開いてゆく感じの様だ。 このロワでは十数分でぬけ穴は復元され、中にあるものは外に押し出される。 タヌ機 長門有希に支給された。 タヌキを模した眼鏡と尻尾のセット。 これを身につけると、眼鏡のツルがアンテナとなって自分の脳波が送信され、 タヌキが人を化かすかのように他の人に思いのままの幻覚を見せることができる。 このロワでは一度使うと放送が来るまでは再使用できない。 グルメテーブルかけ 高町なのはに支給。 テーブルクロス風の形状。これを広げ、食べたい料理をリクエストすると出してくれる。 味は絶品で、名前さえ分かっていればどんな料理でも出す事ができる。 このロワでは使用回数に限度がある。 テキオー灯 平賀=キートン・太一に支給された。 懐中電灯型。光を体に浴びることで24時間の間、どんな環境でも活動できるようになる。 高水圧の深海だろうと、宇宙空間だろうと、特別な装備なしでも地上と全く変わりなく活動できる。 酸素のない所でも呼吸ができ、潜水服も宇宙服も必要とせず、暗い深海でも昼間のように明るく見える。 このロワでは一人一回までしか効果を受ける事が出来ない。 もぐらてぶくろ ルイズに支給された。 モグラの手のような形の手袋。モグラのように土を自在に掘ることができるようになる。 デンコーセッカ 獅堂光に支給された。 瓶入りの薬剤(このロワではビン入りの液体)。 服用すると一定時間、電光石火の速さで動き回ることができる薬。 どんな病気にも効く薬 タバサに支給された。 試験管状容器入りの錠剤。どんな病気にも効果があるが、100%治癒の可能性があるわけではない。 時限バカ弾 アルルゥに支給された。 小さなボタンのような形状。対象にタイマーをセットして取り付ける。 時間が来て作動すると破裂して、対象にわずかの時間だがバカ行為(奇声を上げて踊るなど)を させる。また対称は人だけでなく、ロボットでも良い。 みせかけミサイル 八神太一に支給された。 小型のミサイル。強烈な閃光と爆音で相手を威嚇する。 効果は名前の如く単なるこけおどしであり、殺傷能力は一切ない。 糸無し糸電話 石川五ェ門に支給された。 紙コップのような形状の糸の無い糸電話のセット。トランシーバーのようなもの。 特殊な使い方に、これを転がすともう一方のある場所へ向かって転がり誘導してくれる。 石ころ帽子 朝比奈みくるに支給された。 帽子。姿は見えるものの周りから一切認識されなくなる(無視される)。破れると効果を失う。 認識されない為、逆に車に跳ねられる等の危険に巻き込まれることもある。 このロワでは、音を出してそれが他人に聞かれたら効力を失う。 転ばし屋 ロックに支給された。 卵型の人形。サングラスに黒いソフト帽・黒背広の人物(暗殺者)を模した小型ロボット。 背中に硬貨を入れる穴があり、10円を入れターゲットを指名すると確実に相手を襲い、 拳銃状の武器で何らかの力を使って(発射されると「ダギュン」と音がする)3回転倒させる。 小さいながら怪力で頑丈。100円入れるとキャンセルが可能で狙われた側からもキャンセルできる。 依頼人ではなく、別の人間が名前を言ってもその名前の人物がターゲットと誤認する。 チャンバラ刀と専用のり 平賀才人に支給された。 玩具みたいな刀。この刀で人を切ると、スッパリ切断されるのだが、切断面は綺麗で血も出ない。 痛みもなく死んだりするわけではなく、専用の糊を使うと元通りにくっつけることができる未来の玩具。 このロワでは首を切断すると死亡するようになっている。 瞬間乾燥ドライヤー 衛宮士郎に支給された。 ドライヤー。汚れた物や濡れた物を瞬時にきれいに乾かすことができる。 けんかてぶくろ トウカに支給された。 ボクシンググローブの形をした手袋。着けるとつけた自分自身と喧嘩する(自分を殴る)。 本編では未来ののび太が過去ののび太をこれでボコボコにしている(相手も自分のためOK) わすれろ草 トウカに支給された。 花。この花の匂いを嗅ぐと、その時に考えたり思っていたりした事を一定時間忘れてしまう。 道具を使用する本人が効果や使用するのを忘れてしまうのが欠点。 マイクロ補聴器 八神はやてに支給された。 耳に差し込んで使用するイヤフォン型の小型補聴器。小さな声や音でも聞き取れる。 たずね人ステッキ エルルゥに支給された。 人や物を探しているとき、このステッキを地面に突き立てて手を放すと、目当ての人や物の方向に倒れる。 しかし、その的中率は70パーセント。 三時間につき一回のみ使用することができ、一度使用した相手には使えない。 ちなみに死体にも有効。 透明マント カルラの支給品。 頭からこのマントを被ると、姿を消すことができる。 布の生地自体が透明であり、かなり破れやすい。 子供一人がすっぽりと収まるサイズ。複数の人間や、大人の男性では全身を覆うことできない。 強力うちわ「風神」 ジャイアンに支給された。 空気抵抗がとても大きいうちわで、ひと仰ぎで大きな風を起こす事ができる。 このロワでは、その力は制限されており、ローゼンメイデンのドールを吹き飛ばす程度。 お天気ボックス(晴れ、雨、曇りのカード) 龍咲海の支給品の一つ。 天気の絵柄のカードを入れると、好みの天気を作り出すことができる。 制限によって、使用したエリアに四時間しか効果がなく、晴れと雨と曇のカードしか付属していない。 ターザンロープ グリフィスに支給された。 空中を自在に渡って移動することができるロープ。 着せ替えカメラ 涼宮ハルヒに支給された秘密道具の一つ。 気に入ったデザインの服を着せたい人にすぐ着せられるカメラ。 デザイン画をカメラに入れ、ファインダーを覗きながら位置を合わせ、シャッターを切る。 すると、分子分解装置が服を作っている分子をバラバラにし、定着装置(分子再合成装置)がそれを組み立て、別の服にする。 絵や写真を入れないでシャッターを押すと、衣服を分解するだけで再構成しないので、裸になってしまう。 このロワでは以下のような制限がかかっている。 基本的に『服』にのみ有効。武器、支給品(もぐらてぶくろ、北高の制服、バニーガールスーツ等)、 その他特殊な兵装(のび太の眼鏡、セイバー、シグナム等の甲冑、フェイト等のバリアジャケット、スクライド勢のアルター、タチコマのボディ等) には効果なし。 カメラにデザイン画を入れないでシャッターを切ると、相手の服は『一時的に』消失する。 (服の分子を分解した状態で留まるので、裸の状態でも再びデザイン画を入れて着せ替えさせることは可能) 服自体の素材は変わらない。 例えば、綿で出来た服を分解して鎧みたいなデザインのものに着せ替えても、素材はやっぱり綿なので強度は変わらない。 着せ替えさせるにはピントを合わせる必要があるため、動いている相手に使う場合は必然的に難しくなる。 また、デザイン画が入った状態でシャッターを切り、着せ替えに失敗した場合は回数にカウントされない。 技術手袋 トグサに支給された。 指先が色々な工具に変化し、どんな工作でもできる。 首輪解除のキーアイテム? このロワでは以下のような制限がかかっている。 機械にのみ有効。修理については、攻殻勢やドラえもんにも有効。ドールには無効。 死亡が確定している場合は、修理不能と見なされ技術手袋が反応しない(その場合回数は減らない)。 また、参加者の修理は度合いにもよるが、通常に比べてかなりの時間がかかる。 銃器など構造が簡単なものの修理は容易だが、秘密道具などの構造が複雑なものの修理には時間が掛かる(30分~1時間くらい) 改造は可能だが、かなりの時間が必要(1時間~3時間程度。より複雑なものに改造する場合はさらに膨大化) タケコプター フェイトに支給された、読者待望の支給品。 外見は竹とんぼに似ているが、体につけて空を飛ぶことが出来る道具。 体のどこに着けても良いらしいが、着け所を間違えると落下する。 時速80kmで8時間運転すると電池があがってしまう。 クローンリキッドごくう 頭髪のないぶりぶりざえもんに支給された。 髪にふりかけ、髪を抜くことで抜いた髪が小さい分身となる。 ただし分身は本人そのものなので強い味方になるとは限らない。 制限として一回につき十五人までしか出現しない。 五回分あるが一回使うと二時間待たない限り、いくらかけても効果がない。 分身の戦闘能力は本体の戦闘能力に応じて下がることがあり、分身が存在できる時間は30分。
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前へ ドラえもんはそう言い、部屋の中に入ってきてパチンと灯りのスイッチを入れた。 部屋が一気に明るくなり、人型、ダルマ型の二つの影のシルエットが出来る。 人型の影の口が動く。 のび太「いや、僕も今来たばかりだよ。 っていうかなんだい? 僕を突然呼び出して。」 のび太は言った。 ドラえもん「まあまあ。 二人っきりで話したい事もあるもんだよ。 まあなんだい。これでも食べて機嫌直してよ。 チョウジ特産のいかりまんじゅう。美味しいよ。」 ドラえもんはのび太をなだめながら、自分の手の様に丸いまんじゅうを差し出す。 のび太は怪訝そうな顔をしていたが、やがてそれを手に取り、口に入れた。 ドラえもんは満足そうな笑顔を浮かべ、話を切り出す。 ドラえもん「のび太君。 君の望み通りロケット団の連中の被害は最小限に抑えたよ。 負傷者はたくさんいるけど死者はコウただ一人だ。」 のび太は口をもぐつかせながら話を聞く。 のび太「それは良かった。 敵も味方も傷つく人は少ない方がいいもんね。 まあ、コウっていう人は残念だったけど……」 のび太はまんじゅうを呑み込み言う。 その時、ドラえもんの目がキラリと光った。 ドラえもん「そう! 話はコウについての事なんだけど……。 くだらないと思うけど少しで良いから聞いてくれないかい?」 ドラえもんが言う。 話し方は穏やかだが、何か、威圧感というか、「聞かなければただじゃおかない」。そんな空気をかもしだしていた。 それを感じてか、感じずか、のび太は椅子に深く腰をかけ、話を続けてのジェスチャーをする。 ドラえもんはそれを確認し、礼を言って話し始めた。 ドラえもん「まず、僕が不自然と思った点の一つ、コウの死に方から話していこう。 以前にも話したと思うけどこの世界の人間は、外部からの人間、すなわち僕らから直接的でも間接的でも、何らかのフラグを立てられなければ、「勝手に」死亡したり居なくなったりするのは有り得ないんだ。 簡単に言うと、 1・僕らが死ぬ様に仕向ける。 2・僕らが直接殺害する。 以上の二点以外の理由で、キャラが死ぬのは有り得ないという事だよ。 そしてコウは殺されたのではなく、自らの不注意からの死亡。 それは1の「何者かがコウが死ぬ様に仕向けた。」ということを示唆しているのは分かるね?」 ドラえもんに訊かれ、のび太は頷く。 ドラえもんは続けた。 ドラえもん「そして、その死亡フラグを満たせるのはゲーム外の人間だけだから、コウが死んだフラグを立てたのは僕らの誰かか、もしくは時間犯罪者ということになる。 そしてそのフラグを立てたのは十中八九時間犯罪者だろう。 以上の事からある事実が浮かび上がる! 時間犯罪者はあの日、コガネ内でコウに遭遇しているということだ!」 ドラえもんの声が静が支配するこの部屋に響く。 のび太が何事か口を開こうとした。 声が裏返りそうで出る気がしない。 のび太は爪を噛む。 暗がりでよく見えないが、鬼人の様な目付きで相対している。 のび太の反応を待たず、ドラえもんは続ける。 ドラえもん「だが、ここでまたある疑問点が浮上する。 それは「果たしてあの完璧な包囲網とロケット団の見張りをかいくぐり、コガネ内に侵入できるか?」ということ。 答えはほぼ不可能。 皆コガネに内に戻った奴は居ないと言っている。 故にコガネには幹部と僕らしか居なかった事になる。 僕はラジオ塔前に居たしからコウに接触するのは不可能。 ジャイアンもスネ夫も幹部と闘っていたから不可能。 すると、コガネ内にいた人物でアリバイが無く、コウと接触出来るのは……」 ドラえもんはのび太を睨んだ。 ドラえもん「君しか居ないんだよ………のび太君。」 のび太「何!?ドラえもんは僕が時間犯罪者って言いたいの!?」 のび太は膨れっ面をして言う。 まだ………まだ誤魔化せる。決定的な証拠は無い。 のび太は爪を噛み続ける。うっすら血が滲んでいた。 ドラえもん「いや、君が時間犯罪者と言ってる訳じゃない。 ただアリバイが無いからあの日何をしていたのか聞きたいんだ。」 ドラえもんが言ってくる。 のび太「………場所何て分からないよ。迷ってたんだから……。」 のび太は小さく答えた。 ドラえもんが畳み掛けてくる。 ドラえもん「誰とも会わなかった?戦わなかった?」 のび太「会ってないよ。戦ってないよ。」 ドラえもん「ふーん。 誰とも会わなかったの。おかしいなあ。 じゃあさ、君の首の後ろにある傷。 それはどうやって出来たの? 何処かにぶつけた様な傷じゃない。 何か鋭利な刃物で切り裂かれたみたいだね。」 のび太「なっ………!」 やられた。 のび太はそう思った。 ドラえもんはのび太に歩み寄る。 ドラえもん「その傷は侵入前には無かった。 君、絶対中で誰かと戦ってるよね? 嘘をついた理由。今度はそれを聞かせて貰うよ。 まあ、理由は分かりきっているけどね。 君は僕の策にハマったんだよ。」 言い逃れ出来ない。 のび太はそんな状況に陥った。 のび太はポケットに手を突っ込み暫し黙っていた。 そして小さくポツリと言った。 のび太「………だから。」 ドラえもん「は?聞こえない」 最初、ドラえもんは聞き取る事が出来無かった。 しかし、のび太の中でプツンと何かがふっ切れ突然狂った様に笑いだした。 そして今度ははっきり聞こえる様に言った。 のび太「俺が……俺が時間犯罪者だからだよ。 ドラえもん。」 俺は時間犯罪者だ。 のび太の冷たい声、それに伴う薄気味悪い笑いが室内に響く。 目付き、顔付き、かもしだすオーラ。全てがのび太少年のそれとは違う。 間違い無い。正真正銘、コイツは時間犯罪者だ。 今まで求めていた敵。それに辿り着いたドラえもん。 丸い額にはうっすら汗の様な物が見える。 身構えるドラえもんに、のび太が言った。 のび太「ドラえもんよ……。 まあ、そう身構えなさんな。とりあえず、一つ話をさせろよ。」 ドラえもん「……話はこのままで聞く!」 のび太が言うが、ドラえもんは臨戦体制を崩さない。 手にはボールが握られている。 今にも攻撃を開始しそうな勢いだったが、ドラえもんがそれを実行することは無かった。 のび太の口から思いもよらない衝撃的な言葉が飛び出したからだ。 のび太「おお、恐えなあ。 まあ、俺の話を聞いてくれ。 お前の言う「遠隔で人を殺す方法」を教えてやるよ。」 ドラえもん「なにッ?」 思わずドラえもんも足が止まる。 のび太はキシシシシシと笑った。 自分の会話のペースに相手をひきずきこめれば完璧に有利になれる。 それをのび太は熟知していた。 のび太『もう殺すのは確定だから別に見せても構わないだろう。』 のび太は机からノートを取り、ドラえもんに見せる。 のび太は言った。 のび太「全てのタネはこのノート。 信じられねえだろうが、このノートに人の名前と手持ちポケモンを書けばソイツは死ぬ。 死因、死亡時間も書けばその通りになる。 便利だろ?」 ドラえもんのドングリ眼が見開かれる。 にわかには信じ難かった。 そんなものは22世紀にも存在しない。 だが、それは高確率で本当の事だろう。 そう考えれば、しずか、コウ、ミカン、ヨシト等の死亡が全て納得のいくものに変わる。 そして自分達が生きているのも。 ドラえもんはのび太の言葉の衝撃に驚きを隠せなかった。 しかし、その驚きは次第に怒りに変わる。 コイツはゲームとはいえ、その殺人ノートでしずかちゃんを殺した。 スネ夫、ジャイアンにも恐怖を与えた。 目の前にいるのび太はやはり消されてすり変わっているのだろう。 と、言うことはコイツはのび太の命も奪った事になる。 ドラえもん「絶対に許せない!」 ドラえもんは怒りを爆発させた。 そしてその怒りにより青い顔はトマトの様に赤くなる。 ドラえもん「許せなーい!!絶対に許せなーい!」 ドラえもんはボールに手をかける。顔は鬼の様な形相。 しかし、それに臆する事なくのび太は言った。 のび太「キシシシシシ。今更もう手遅れだよ。 お前の名前は……」 のび太は自らのポケットをまさぐる。 そして一枚の紙を取り出した。 のび太「既にこれに書いてあんだよ!キシシシシシ……。」 のび太が取り出した紙。 それは先程書いていた名前の未完成なノートの切れはし。 しかし、今のそれは血の濁点が振られ完全な物になっていた。 ドラえもんのは青ざめ、元の色を取り戻した。 ドラえもんは力無く膝をつく。 のび太はゲンガーを繰り出し言った。 のび太「お前に残された時間はあと10秒。おっと、自分はロボットだから効かないなんて甘い考えを抱くなよ。 死、終わりは平等。 これはこの世の全ての物に言える事だ。」 ノートの効果発揮まであと、5秒。 4秒。 3秒。 2秒。 1秒。 0。 のび太「時間だ。死ね。」 ………………………。 のび太「?」 時間は間違い無く40秒経った。 ドラえもんは普通なら死ぬハズ。 しかし何故。何故。 のび太「何故テメエは………何故テメエは死なねえんだあああ!!!!」 のび太の叫びが響く。 信じられ無かった。 確実に書いたのに生きているハズが無い。 でも、目の前の青狸は死ぬどころか、苦しむ様子さえも見られない。 のび太『ヤバイ。ここまでバラしたのに何故死なない!』のび太は焦る。 ドラえもんも訳が分からない。 ドラえもん『奴の驚きっぷり。かなりイレギュラーな事態なんだろう!』 ドラえもんはこれを千載一遇のチャンスと考えた。 ドラえもん「うがあああああ。」 ドラえもんはのび太に飛びかかる。 ドラえもんの球状の手がのび太の顔面に伸びようとしたとき、のび太は我に帰った。 のび太「安物ロボットの癖に俺に触れんじゃねえええッ! シャドーボールだ!」 のび太の本体は、ドラえもんに向けて漆黒の球を放った。 スネ夫「ジャイアン、あれ、どういう事だと思う?」 宴の中、とうとう住民から相手にされなくなったスネ夫はジャイアンに話しかける。 ジャイアン「は?はには?はんのほろら?」 それを聞くジャイアンの口の中には大量の食べ物が詰め込まれている。 これではまとも会話にならないので、スネ夫は先にそれを呑み込むように促す。 口の中のを物を異に収めたジャイアンは下品なゲップを上げ、言った。 ジャイアン「で、何のことだ?」 スネ夫「さっきドラえもんが言ってた事だよ!」 ジャイアン「ああ、のび太が時間犯罪者だとかいうアレか。」 ジャイアンは、興味は無いよとばかりに呟き、食事に戻った。 スネ夫「……………能無しが。」 実は二人は、既にドラえもんから二つの事を言われていた。 一つ目はのび太が時間犯罪者であるかも知れないということ。 二つ目は、今日を境にドラえもんが行方不明になる、若しくはドラえもんが明らかに誰かに襲われて壊れているのを発見した場合、のび太を時間犯罪者として優先的に疑え、というものである。 ジャイアンはそれを笑い飛ばしたが、スネ夫は正直それに何処か思い当たる節があった。 なんというか頭が良くなった、そんな感じである。 だが、その疑念も実際はあって無いような物。 しかし、有り得ない事では無いのでとりあえず注意する必要はあると思い、ジャイアンに相談しようとした訳だ。 しかし、そのジャイアン。 食事に必死でスネ夫の話を聞いてくれない。 今も軽くあしらわれたばかりである。 スネ夫「ジャイアン、ジャイアン?」 話をしたいスネ夫はジャイアンの背中を擦り呼び掛ける。 しかし、食事中のジャイアンは止められない。 ジャイアンはスネ夫に一発裏拳を食らわすと スネ夫「ボッ!」 と言いスネ夫はその場に倒れた。 ジャイアンは依然と栄養補給を続ける。 スネ夫「イテテテテ…………」 スネ夫『このゴリラいつか殺す』 スネ夫は鼻を押さえて立ち上がる。 鼻からは鼻血が出ている。拭かねば。 スネ夫がティッシュを探していると、誰かが手を差しのべてきた。 「鼻血が出てるよ。はい、ティッシュ。」 スネ夫「ん?ああ。」 スネ夫はなんの違和感も無くそれを受取り、鼻に詰め鼻血を止める。 一通り作業が終わったスネ夫は礼を言うために顔を上げた。 スネ夫「ありが……わわっ!」 スネ夫は一風変わった叫びを上げると目の前の人物の名前を言った。 スネ夫「のっ、のび太!!」 スネ夫は思わず後退りし、唾を呑み込む。 噂をすれば影。 そんな諺がぴったりな状況だった。 しかも、こののび太、心なしかいつもののび太と違う気がする。 のび太は後退りするスネ夫を追う様に一歩こっちに踏み出してくる。 のび太に今の話を聞かれたかな? もしも、もしも聞かれていて、もしもドラえもんの考え通りなら……。 ケサレル。 スネ夫「うああああッ!」 恐怖によりスネ夫は後ろに飛び退いた。 その勢いで尻餅をつく。 ジャイアンはまだ気づいていないようだ。 のび太は尚も近寄ってくる。 そしてスネ夫にのび太の手がのびる。 スネ夫『マッ、ママァァーッ!』 スネ夫は目を瞑った。 のび太の声が静かに響いた。 のび太「スネ夫……。ティッシュ返して。」 スネ夫「へ?」 スネ夫はふぬけた声を上げた。 のび太は更に手をつきだす。 のび太「返してよ、ティッシュ。」 スネ夫「ええ、ん、ああ。 ほら。」 予想外(?)の言葉に一瞬動揺したスネ夫。 おぼつかない手付きでティッシュをのび太に返す。 のび太にそれを渡すとき、スネ夫はある者の存在に気づいた。 真ん丸二頭身の体に青色ボディ。 それは間違い無く スネ夫「ドラえもん……。」 だった。 スネ夫を見下ろしのび太は言う。 のび太「スネ夫さ、なんで僕にそんなにヒビってるの? あ、まさか…… 僕の事を時間犯罪者と思ってるの?」 スネ夫はその質問に目が泳いだ。 そんな単刀直入に言うとは。 なんと答えればいいのか流石のスネ夫も分からない。 黙り込むスネ夫の返答を待たず、のび太は言った。 のび太「大丈夫だよ。 さっきドラえもんと話したんだ。誤解はすっかり解いたよ。 ねぇ、ドラえもん。」 ドラえもんはコクリと頷く。 スネ夫は予想だにしない展開にポカーンとしていた。 のび太「あ、それだけ言いに来たから、じゃ、行こう。ドラえもん。」 のび太はドラえもんを連れて去って行った。 スネ夫はただそれを呆然と見つめることしか出来なかった。 スネ夫達のいる場所から少し離れた所で、アカネはいかりまんじゅうをほうばっていた。 そして、彼女の手が19個目のまんじゅうに伸びた時、あることに気付いた。 アカネ「あれ?ウチのボールが一個足りん……」 次へ
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作品データ タグ: ロボット固め 瞳あり 石化 解除可能 ジャンル 漫画 種類 石化 性別 男の子(ネコ型ロボット) 内容 ドラえもんズの漫画で、メンバーの一人の王ドラ(ワンドラ)が石化している回があったのを覚えています ドラえもんズの漫画作品はいくつかあった覚えがあるので、どのシリーズの作品だったかまでは不明です 情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、情報提供宜しくお願い致します 画像・動画 タグ: ロボット固め 瞳あり 石化 解除可能 リンク あったら 批評・コメント 名前 コメント